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当院の取り組み

災害対応・DMAT


令和6年能登半島地震における活動について

 この度の令和6年能登半島地震によりお亡くなりなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 石川県からのDMAT派遣要請を受け、令和6年1月2日(火曜日)に岡崎市民病院DMAT隊(医師1名、看護師4名)が出発しました。石川県珠洲市などの被災地にて、患者搬送及び医療救護を行いました。

【活動総括】(第1次隊)

1月2日 12時46分 岡崎市民病院出発
     18時28分 公立能登総合病院到着
1月3日 17時10分 珠洲市総合病院到着
1月3日夜~1月4日夜
病院支援、患者搬送などの活動
1月5日早朝 珠洲市総合病院出発
1月6日 16時 岡崎市民病院到着

中部地区のDMATが参集(1月3日・公立能登総合病院)

現地病院の看護師と協力して診療

当院ドクターカーも活躍

自衛隊ヘリ患者搬送支援

総移動距離:728km
総移動時間:20時間44分
活動時間:約20時間(休憩除く)
搬送患者:6名

その後、DMAT第2次隊(医師1名、看護師1名、業務調整員1名)、災害支援ナース4名が現地で活動しました。

1.DMAT(災害時派遣医療チーム)とは

DMATとは Disaster Medical Assistance Team の略で、阪神大震災での初期救急医療体制の立ち遅れの反省から組織されることとなりました。先行して組織化されていた米国のDMATにならい整備されました。
DMATは大規模な自然災害や航空機・列車事故といった集団災害時に迅速に現場に駆けつけ救急処置を行います。また広域医療搬送に携わったり、被災地内の病院に対する医療支援も行ないます。

2.構成

DMAT研修を受けたメンバー5名で1チームを編成します。このチームは医師、看護師、調整員(ロジスティクス担当)で構成されています。
医師、看護師には救命救急の知識のみならず現場の状況を短時間に把握し、実際にどのような活動を行うかを判断するための高度なスキルが要求されます。また、これらを支援するためのメンバーとして調整員がいますが、現場において他DMAT・救急・消防・警察・自衛隊や自治体との連携を綿密に行うための指揮系統の確立や、情報交換などの重要な任務を担っています。

3.取り組み

当院のDMATは2チーム編成され、実際の出動に備え訓練等を行っています。院内、院外で行われる災害訓練や愛知県防災航空隊のヘリコプターを使った現場への降下訓練等、各種訓練を実施しました。
各種訓練を通じて能力を向上させるとともに、常に出動できるように体制を維持しています。また、遠隔地への出動も考慮し、移動手段や装備品の検討も行っています。

4.訓練の様子

院内災害訓練

院内各部門に加え、安城更生病院のDMATに来ていただきました。

愛知県の災害訓練

県内外の消防・警察・自衛隊やDMATが参加しました。

岡崎市の災害訓練

市内ショッピングモールにて、ビル火災を想定しての訓練を行いました。

愛知県防災ヘリコプターを使った訓練

左:愛知県防災航空隊と岡崎市消防との合同訓練を行いました。

右:DMATがヘリコプターから降下する訓練を行いました。

写真:井手之上様提供
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