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認知症疾患医療センター


病院全体、地域全体で、認知症の支援体制の確立を

認知症疾患医療センター長
桝田 道人


■ 資格
  • 医学博士
  • 日本神経学会指導医
  • 日本神経学会専門医
  • 日本内科学会認定医
  • 認知症学会専門医・指導医

センター長あいさつ

病院全体、地域全体で、認知症の支援体制の確立を

2016年に発足した当センターは、愛知県「認知症疾患医療センター指定病院」のひとつです。「地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図る」をミッションに掲げ、認知症の鑑別診断、周辺症状や合併症への対応、認知症に関する情報の収集・発信、研修会の開催などを行っています。また、認知症の発症予防に関する啓蒙活動にも力を注いでいます。

センターを構成する専任スタッフは、医師1名(日本認知症学会専門医・認知症サポート医/日本神経学会専門医)、認知症認定看護師1名、ソーシャルワーカー2名、事務職1名。これは決して大きな規模ではありませんが、病院全体でフレキシブルにサポートが入る仕組みとなっています。必要とあれば、各診療科の医師をはじめ、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師といった専門性の高いスタッフが駆けつけ、的確なサポート体制で認知症患者さんやそのご家族に対応していきます。その熱量はセンター長である私から見ても圧倒されるほどで、当院の認知症医療に対する高い意識の表れであると感じています。

認知症というのは現時点では薬で治したり、手術をして治すものでもありません。つまり、病院で完結することはほとんどない疾患です。ですから地域のかかりつけ医、県や市の医師会、地域包括支援センターをはじめとする行政機関、福祉や介護の関連施設などと密に連携を取っていくことが大変重要となってきます。当センターは、それら関係機関をつなぐハブとしての役割も兼備しており、その中で、地域のみなさんに「認知症とはどのような疾患なのか?」「予防をするにはどうしたら良いのか?」といった情報を広く、正確に伝えていくことで、認知症医療のさらなる向上につなげていきたいと考えています。

今後も当センターは、認知症の方々が安心して生活できるよう、診療のみならず、地域の支援体制の充実を図ることに注力してまいります。そして、1次・2次予防を推進するための啓蒙活動にも積極的に取り組んでいます。ご自身やご家族、身近な方が「もしかしたら認知症かも?」と感じるようでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。また、運転免許更新の際に認知機能低下を指摘された場合の相談も大変増えていますので、このようなケースでお困りの際にも、当センターにお越しいただければと思います。
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