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ホーム >  当院の取り組み >  緩和ケア >  緩和ケア病棟

緩和ケア病棟


●緩和ケア病棟とは

苦痛な症状を和らげ、その人らしく生きることを支援する専門の病棟です。患者さんとご家族が安心して過ごしていただけるよう、スタッフや設備を整えています。患者さん自身の意思を尊重し、ご家族の希望にも配慮して、専門のスタッフが話し合いながら診療・ケアを行っています。終末期の患者さんだけでなく、症状コントロールやレスパイト入院※など、自宅療養しているがん患者さんの支援にも積極的に対応しています。

※レスパイト入院とは介護するご家族が一時的に休息するための短期入院です。介護によって気づかないうちに身体的・精神的な疲労がたまってしまうことを防ぐ目的があります。

●緩和ケア病棟の対象の方

1.がんによるつらい症状で困っている:症状コントロール入院
痛みなどのつらい症状を和らげる治療が必要なときに、入院して薬剤の調整などをします。個人差はありますが、入院期間はおよそ1~2週間です。

2.通院が難しいが、在宅療養の準備ができていない:在宅調整入院
体力の低下などで、通院や入浴などの日常生活が困難になった時に、一時的に入院して自宅で生活する準備のお手伝いをします。2週間程度でご自宅に退院できます。

3.ご家族が介護で疲れてしまった(疲れないために):レスパイト入院
ご自宅での療養期間が長くなると、ご家族も介護に疲れてしまうことがあります。
介護しているご家族に休養が必要な時、あるいは、ご都合で介護が難しい時期に、短期間(1~3週間程度)入院することができます。

4.病気が進行して、自宅で過ごすことができなくなった
病気が進行して、自宅で生活ができなくなった場合に、入院して専門的な緩和ケアを受けることができます。但し、一人の方が長期間続けて入院すると、他の方が利用できなくなってしまうため、長期の入院が必要な場合には、他の医療機関や施設を紹介しています。

●緩和ケア病棟のスタッフ

緩和ケア病棟では、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、公認心理師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種スタッフでチームを組み、話し合いながら入院患者さんの診療・ケアを行っています。必要に応じて院内の各診療科の専門医や様々な分野の専門職とも連携しています。

●病室・設備について

緩和ケア病棟の病室は以下のようになっています。病室の利用状況より、ご希望に添えない場合がありますが、入院後にご希望の病室に変わることもできます。その他、患者さん・ご家族用のキッチン、ラウンジ、家族控室などがあり、横になったまま入浴できる特殊浴槽などもあります。

ラウンジ

❖緩和ケア病棟の病室❖

一般病室(2人部屋)と有料個室があります。利用状況より、ご希望に添えない場合があります。
緩和ケア病棟入院後に、ご希望の病室の空室状況により変わることができます。
室タイプ 料金 室数 面積 トイレ 基本設備*1 その他
緩和個室A 8,140円 1 22㎡ 無料 ※2
緩和個室B 5,170円 9 15㎡
2 人 室 4 28㎡ 有料*3
重症個室*4 2 15㎡
*1 テレビ、DVD、冷蔵庫、電源は、どの部屋にも備わっています。
*2 その他の設備として、大型テレビ、ブルーレイ、リクライニングチェアが
   備わっています。
*3 ご利用いただく際は、テレビカードをご購入ください。
  ※テレビカードは各フロアの患者食堂・談話室の販売機でお求めください。
*4 重症個室は、医師の判断(指示)による利用のみとなります。

緩和個室A

緩和個室B

2人室

●緩和ケア病棟へ入院するには

緩和ケア病棟へ入院を希望される方は、緩和ケア病棟への入院相談のための外来を受診して下さい。完全予約制のため、受診にあたっては、現在の主治医に相談して予約してください。
外来受診日は、ご本人だけではなく、ご家族の方も一緒に来院して下さい。ご本人が事情で受診できない場合は、ご家族のみで受診して頂くこともできます。但し、自由診療となることをご了承下さい。
緩和ケア病棟に入院の方針となった場合、病床の手配ができ次第、順次、入院の連絡をさせて頂きます。

●緩和ケア病棟の入退棟基準

<入棟基準>
1. 医師により悪性腫瘍と診断されていること
2. 患者さん・ご家族が病名・病状を理解していること
3. 患者さん・ご家族が緩和ケア病棟で行われる医療・ケアの内容を理解した上で入院を希望していること
4.以下の状況の患者さんは原則お受けできません
1)抗がん剤治療中の場合
2)人工透析の継続を希望する場合
3)心肺蘇生処置、人工呼吸器の使用を希望する場合
4)ひとり歩き、大声、暴力行為など、他の患者さんの入院生活に影響を与える場合
5)介護のための長期療養(ご家族の負担軽減のための短期入院には対応しています)

<退棟基準>
1.患者さんまたはご家族が退院を希望する場合
2.悪性腫瘍に対する抗がん剤などの治療を再開する場合
3.悪性腫瘍以外の疾患のために専門的治療を優先する必要がある場合
4.病院・病棟の入院規則に反する行為があった場合

●緩和ケア病棟のよくある質問Q&A

Q 緩和ケア病棟に入院したいときはどうしたらよいのですか?

A 緩和ケア病棟の入院相談のための外来を受診してください。外来受診には、主治医の先生からの紹介が必要で、予約制です。外来受診日は、ご本人だけでなく、ご家族の方もご一緒に受診してください。都合によりご本人が受診できない場合は、ご家族の方のみで受診していただくこともできます。但し、他院からの紹介で、当院に通院していない場合には、自由診療となることをご了承ください。

Q 緩和ケア病棟は申し込めばすぐに入院できますか?

A 一般的に緩和ケア病棟は病床が空いていることが少ないため、申し込みから1週間程度お待ちいただいています。
*緩和ケア病棟への入院の順番については、患者さんの状態によって判断するため、申し込みの順番通りにならないこともあります。

Q 自宅で急に調子が悪くなった場合はどうしたらよいですか?

A 急に受診が必要になった場合は、現在通院中の診療科に受診してください。受診の結果、入院が必要と判断されたら、各診療科で入院し、緩和ケア病棟の手配ができたら移っていただきます。

Q 緩和ケア病棟ではどのような治療をするのですか?

A 苦痛をやわらげ、その人らしい人生を過ごすことができるように治療・ケアをします。がんを治すための治療(抗がん剤や手術)は行っていませんが、痛みや苦痛を和らげるための治療、肺炎などの感染症に対する抗生剤、栄養を補うための点滴などの治療は個別の状態にあわせて行っています。その他、体の機能を維持するためのリハビリや食事を安全に続けられるための工夫もしています。

Q 検査は定期的に行いますか?

A 全身状態の改善や症状緩和のために必要と考えられる検査は行いますが、定期的な血液検査、レントゲン検査などは最小限としています。また、心電図などのモニターは、患者さんが束縛感を感じることも多く、基本的には装着していません。

Q 蘇生処置などもおこなうのですか?

A 緩和ケア病棟では、生命を尊重し、死を自然なことと考えています。病気の進行とともに死を迎えた場合、無理な蘇生処置(人工呼吸・心臓マッサージ・蘇生用薬剤の投与など)は行いません。

Q 緩和ケア病棟では補完・代替療法(民間療法)はできますか?

A 医療保険で認められていない治療(補完・代替療法)については、医師と相談した上で、患者さんもしくはご家族の管理下で行っていただくことになっています。スタッフによる管理は行いませんのでご了承ください。

Q 病名告知は必要ですか?

A 緩和ケア病棟は、ご本人が病状を理解した上で、入院を希望していることを原則としています。認知症等でご本人が判断できない場合や、精神的に著しく不安定な場合などは個別に相談します。

Q 家族の付き添いは必要ですか?

A 基本的に付き添いは必要ありませんが、患者さんの希望や体調に応じて付き添いが望ましい場合は、ご家族の事情も伺いながら相談します。

Q 緩和ケア病棟ではタバコは吸えますか?

A 当院では敷地内全面禁煙となっており、緩和ケア病棟でもタバコは吸えません。

Q 入院費用は高いのでしょうか?

A 緩和ケア病棟の入院費は医療保険の対象で、高額療養費制度も利用できますので、実際の支払額は高額療養費の上限額までとなることが多いです。その他に食事療養費や室料差額などの医療保険適用外の費用がかかります。

Q 一度入院したらずっと入院していられますか?

A 緩和ケア病棟でのケアを必要とする方に、なるべくスムーズに利用してもらうため、1人の方が長期間継続して入院することは難しくなっています。入院期間が長くなる場合には、それぞれの方の事情にあわせて、療養先を相談します。

Q 一旦緩和ケア病棟を退院してしまうと、なかなか入院できないのでしょうか?

A 緩和ケア病棟から退院された方は、必要時には優先的に緩和ケア病棟に入院していただいています。すぐに緩和ケア病棟に入院できない場合は、一般病棟に入院して、緩和ケア病棟の病床が空いてから優先的に移っていただきます。