輸血の指針

緊急時には、救命のため同意なく輸血を行います。

当院の輸血の指針

輸血を拒否する患者さんに対しては無輸血での治療を原則としますが、輸血なしでは救命が困難と判断した場合は同意が得られなくても輸血療法を実施いたします。(相対的無輸血の方針）
宗教上の理由での輸血拒否は患者さん個人の権利として尊重し、輸血以外の治療手段の提供に努力します。なお、すべての手術や出血する可能性のある手技において、輸血が必要になる可能性があります。
免責証明書など「絶対に輸血をしない治療（絶対的無輸血）」への同意文書には署名いたしません。
相対的無輸血の方針に同意いただけるように努めますが、最終的に同意が得られない場合は、絶対的無輸血に対応する医療機関での治療をお勧めします。なお大量出血などで転院の時間的余裕がない時は同意が得られなくても輸血を実施します。

岡崎市民病院　病院長　2024年5月