リハビリテーション室
<基本理念>
地域の急性期中核病院としての早期リハビリテーションを開始し、他職種との連携のもと良質なリハビリテーションを提供します。転院、退院に至った場合は近隣の病院・施設などと連携を図り、必要な情報が共有できるように努めます。
リハビリテーション室の旬な取り組み「もの忘れ外来リハビリテーション」
2021年7月から、もの忘れ外来患者のリハビリを始めました。日常生活動作の能力や運動機能(フレイルやバランス能力)の評価、認知症を予防する生活指導、運動指導(コグニサイズ)、関わり方などの家族指導を行っています。
*フレイルとは「加齢により心身が老い衰えた状態」のことを言います。
*フレイルとは「加齢により心身が老い衰えた状態」のことを言います。
理学療法
発症早期あるいは術後早期のリハビリに力を入れています。力をつける運動や立つ練習、歩く練習などの運動を行う運動療法、電気治療やホットパック等の物理療法、生活に必要な基本動作や身の回り動作を総合的に獲得する日常生活練習など手段を用いてアプローチします。歩行訓練に加え、呼吸リハビリ、心臓リハビリ、糖尿病患者の運動指導、がん患者のリハビリにも取り組んでいます。また、家庭や職場復帰するための準備としてそれぞれの状態に応じた適切な治療を継続できるよう医療連携を含めた体制を構築しています。
機能訓練室
機能訓練室 階段
心臓リハビリテーション室
多職種カンファレンス
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士で、治療方針について検討しています。
リハビリ庭園
当室自慢のリハビリ庭園!
屋外での歩行訓練(不整地、スロープ、階段)や車椅子で散歩をして気分転換。
少し疲れたら東屋で一休み。
春は芝桜や桜、秋は紅葉、四季を感じます。
屋外での歩行訓練(不整地、スロープ、階段)や車椅子で散歩をして気分転換。
少し疲れたら東屋で一休み。
春は芝桜や桜、秋は紅葉、四季を感じます。
作業療法
作業療法では心身機能、日常生活動作、社会適応能力(就労、就学)の3つの能力を維持・改善し、「その人らしい」生活の獲得を目標として訓練を行います。脳卒中による片麻痺や外傷による骨折に対する上肢や指のリハビリ、認知症、呼吸器、がん患者のリハビリに取り組んでいます。心身機能を回復させる手段の一つとして、レクリエーションや創作活動を用いています。
上肢機能訓練
装具療法による指の可動域訓練
「自助具」って知っていますか?
自助具とは、体の不自由な人が日常生活動作をより容易に行えるように工夫された道具です。
<写真>
上)爪切り
中)補助箸
下)ボタンエイド(ボタンの装着を行う道具)
自助具とは、体の不自由な人が日常生活動作をより容易に行えるように工夫された道具です。
<写真>
上)爪切り
中)補助箸
下)ボタンエイド(ボタンの装着を行う道具)
言語聴覚療法
様々な疾患や事故、加齢などによって聞こえ、言葉、発音、食べること、記憶したり集中したりすることが苦手になることがあります。それらに対して検査・評価を実施し、必要に応じて訓練や指導を行い、患者さんが自分らしい生活を送ることができるように支援します。また、当院は飲み込みの障害を詳しく調べることができる、嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)を実施しています。一人でも多くの方に、食べる楽しみや喜びを感じていただけるようにアプローチします。
年度 | VF(嚥下造影検査)実施数 | VE(嚥下内視鏡検査)実施数 |
2019 | 254 | 251 |
2020 | 273 | 167 |
2021 | 314 | 136 |
2022 | 262 | 107 |
2023 | 265 | 106 |
嚥下内視鏡検査
言語聴覚士カンファレンス
嚥下訓練
ミールラウンド(多職種での食事観察)
高次脳機能訓練
言語訓練
施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ
運動器リハビリテーション料Ⅰ
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
心大血管疾患リハビリテーション料Ⅰ
がん患者リハビリテーション料
廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
運動器リハビリテーション料Ⅰ
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
心大血管疾患リハビリテーション料Ⅰ
がん患者リハビリテーション料
廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
国家資格・認定資格
国家資格 | 2024年5月 |
理学療法士 | 19名 |
作業療法士 | 6名 |
言語聴覚士 | 9名 |
学会認定資格 |
3学会合同呼吸認定療法士 |
心臓リハビリテーション指導士 |
心不全療養指導士 |
日本糖尿病療法指導士 |
認知症ケア専門士 |
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 |
NST専門療法士 |
多職種チーム業務
私たちは院内チーム医療に参加しています
・呼吸サポートチーム(RST)
・早期離床リハビリテーションチーム
・心不全サポートチーム
・糖尿病療養支援チーム
・減量手術チーム
・脳卒中支援チーム
・認知症サポートチーム(DST)
・摂食嚥下栄養管理チーム(EAT、NST)
・緩和ケアチーム
・排尿ケアチーム
地域貢献活動
私たちは地域住民の方々へ予防運動の指導を行っています
・岡崎市生涯学習市職員出前講座(市役所市民協働推進課事業)
リハビリスタッフが講師として、地域住民の方へ健康講座を行っています
「かかりつけ医を持ちましょう」
「認知症予防運動コグニサイズの実践」
リハビリスタッフが講師として、地域住民の方へ健康講座を行っています
「かかりつけ医を持ちましょう」
「認知症予防運動コグニサイズの実践」
・岡崎市ごまんぞく体操の普及活動(市役所長寿課事業)
いつまでも自立した生活ができるようになるための体操「岡崎ごまんぞく体操」
年齢を重ねるにつれて、衰えやすい筋力を鍛える体操です
いつまでも自立した生活ができるようになるための体操「岡崎ごまんぞく体操」
年齢を重ねるにつれて、衰えやすい筋力を鍛える体操です