PNSを行うためのパートナーシップ・マインド
PNSを行うためには、全ての看護師がパートナーシップ・マインドを持ち続けることが大切
パートナーシップ・マインドとは…
「パートナーシップマインド」とは他者に依存するのではなく、一人のプロフェッショナルとして自らの頭で考え、自らを助ける心の持ち様です。「共に何事かを成す仲間との信頼に基づく対等な関係」と定義し、3つの心として「自立・自助の心」「与える心」「複眼の心」を挙げています。この3つの心を併せ持つことが、パートナーシップを成功に導く鍵となります。
「パートナーシップに必要な3要素」は、「尊重」「信頼」「慮る」です。「尊重」とは、価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと、重んじることです。「信頼」とは、信じて頼りにすること、頼りになると信じることです。「慮る」とは、周囲の状況をよく考えること、思いをめぐらせることで、相手を思いやること、気配る、推し量ることです。
「パートナーシップに必要な3要素」は、「尊重」「信頼」「慮る」です。「尊重」とは、価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと、重んじることです。「信頼」とは、信じて頼りにすること、頼りになると信じることです。「慮る」とは、周囲の状況をよく考えること、思いをめぐらせることで、相手を思いやること、気配る、推し量ることです。
「自立・自助の心(セルフ・ヘルプ)」は、他人の思惑や評価を気にせず、事の善し悪しの判断基準を心に持ち、同時に自分の心身を適度に制御するすべを会得することです。
「与える心(バリューファースト)」とは、「利他の心」であり、相手に求める心を捨て、与える心を育てることからスタートすることが大切です。
「複眼の心」は、相手の気持を慮る心を常に持ち、さまざまな視点からものを見ることを心がけることです。
指導場面でパートナーシップ・マインドはどう使われているの?
PNSの基本は対等・平等
対等・平等とは、相手を尊重し、慮ること。
対等…互いに差が無いこと。双方が同等であること。
平等…すべてにかたよりなく、等しいこと。差別がなく全部同じであること。
平等…すべてにかたよりなく、等しいこと。差別がなく全部同じであること。
対等な関係は、自分にも相手にも足らないこと、不完全なことを補わなければならない(補完)ことに気づかされる関係です。また、補い合う関係であり、助け合う関係です。
対等、平等であることは、主体性を生み出します。
PNSを経験した先輩新人看護師の感想
多重課題があった時、手をかしてくれる人がすぐそばにいるので責任の重みが少し軽減される
ペアと一緒だとすごく安心する
ペアと一緒に仕事をしていると楽しい
孤独な感じがなくなる。コミュニケーションも深められ、お互いを知って仲良くなれる親しみやすい職場になる。
不安なことがすぐに聞けた
2人で確認することで事故が防げると感じる
最初は誰に聞いたらいいか分からない時、ペアとは情報交換しているから聞きやすかった
一緒に動くから、その先輩が患者さんにどう接しているのか対応を見て勉強になる
PNSは育休明け・中途採用者・異動者もご心配なく
(経験者の感想)
経験者でしょ、と言われて、一人で仕事をする不安がなく良かった
ペアと一緒だと分からない時、すぐに聞ける相手がいて安心して仕事ができた
人間関係に慣れてない時、ペアに頼めるのは有り難かった
ペアには些細な事を聞いても教えてくれるから聞きやすく、働きやすい
患者さんの問題をその場で確認できたり、相談できるからいいと思った
パートナーシップ成功のカギは「心の持ちよう」
パートナーシップ・マインドを持って、一緒にPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)で患者さんにより良い看護を行っていきましょう。