治療計画用CT装置
治療計画用CT装置とは?
放射線治療を行うにあたり、放射線がどのように影響を及ぼすか、シミュレーションしながら当て方を決めていきます。当院では、この作業に原則CTを用います。
治療計画用CT装置「Optima」(GE社製)
治療の精度向上のために
治療時はできる限り治療計画用CTを撮影した状況に近づける必要があります。位置を合わせるために、体表のしるしや治療直前に取得した画像を参考にしますが、体の姿勢やねじれ、体内の臓器の位置ずれもコントロールしないと正確な治療はできません。そのため治療内容に応じて食事や尿、便などの準備、あるいは呼吸の練習や短時間の息止めをお願いすることがありますのでご協力ください。呼吸による移動を管理するために、4次元CTを用いる場合もあります。
治療計画用CT撮影時のポイント
- 毎回同じ体勢がとれるように毎回同じ固定具(枕やお身体にフィットするような専用補助具等)を使用します。
- 目印としてお身体に印を書かせていただくことがあります(マーキング)。
- 頭頚部の治療の方には、治療期間中の再現性の向上と治療中の動き抑制のためにシェルマスクと呼ばれる各患者様専用のお面を作成します。
頭頚部用シェルマスク(固定具)