ロボット支援手術センター
ダヴィンチを最大限活かすために「安全第一」の体制づくり
ロボット支援手術センター長
長井 辰哉
■資格
長井 辰哉
■資格
- 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医・代議員
- 日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会代議員 同学会認定ロボット支援手術プロクター
- 日本ミニマム創泌尿器内視鏡手術学会理事・同学会認定練達医、施設基準医
- 日本小切開鏡視外科学会評議員
- 日本コンピュータ外科学会評議員
- 日本ロボット外科学会認定国内B級ライセンス
- ロボット支援手術Certificate
- 臨床研修指導医
- 名古屋大学医学部臨床准教授
- 愛知県がんセンター愛知病院緩和ケア研修会終了
- 医学博士
センター長あいさつ
ロボット支援手術センター長
長井 辰哉
ダヴィンチを最大限活かすために「安全第一」の体制づくり
今や当たり前になりつつあるロボット支援手術。当院でも2020年4月より、手術支援ロボット・ダヴィンチの最新モデル〈ダヴィンチXi〉を導入いたしました。同時に、ロボット支援手術に特化した他職種からなる「ダヴィンチチーム」を結成し、その施行と普及に取り組んでまいりました。スタートは前立腺がんに対するロボット手術。そこから、腎がん、直腸がん、胃がん、膀胱がん、肺がん、結腸がん、腎盂尿管がん、縦隔腫瘍とその対象を拡大し、今後は子宮筋腫などにも広げていく予定です。保険や高額療養費制度が適用となる症例も増えていますので、さまざまな症例に対応できる体制を整えていきたいと考えています。
よく誤解されがちなのですが、ロボット支援手術というのはロボットが手術するわけではありません。「ロボットを使って人が手術する」ものです。つまり、ロボットいうのはあくまで医師のサポート役。扱う医師が正しい情報のもと、洗練された技術と経験でロボットを操作していくことで、人の手のはるか上をいく綿密で正確な手術が可能となります。当院でもさまざまな診療科の医師やコメディカルが認定資格を取得し、数多くのトレーニングを重ねることで、患者さんのご期待に応えられる技術と知識を習得してまいりまいた。ご承知の通り、当院がダヴィンチを導入した2020年はコロナ禍の真っ只中でしたが、そんな状況においても「一日でも早く、地域にロボット手術の恩恵をお届けしたい」と研鑽を積んできたのです。その甲斐あって、2023年度は200例を超える見込みです。
ロボット支援手術で最も大切なことは「安全第一」です。当院では各診療科で定められたガイドラインをベースに、安心・安全なロボット支援手術に関する独自のルールを設け、それを遵守する体制を確立しています。先ほども申し上げた通り、ロボットは人がいてはじめて威力を発揮するもの。先進的なロボット支援手術を実現させるためには、医師やコメディカルの力量+トラブルやインシデント(事故)が起こり得ない体制づくりが不可欠だと考えます。
これからもロボット支援手術に関する最新の情報、他院などでの事故報告例などをくまなく収集しながら、さらなる向上と改善に努め、どこよりも「安全第一」のロボット支援手術の実現を目指してまいります。そして、地域のみなさまの健康維持に一層貢献してまいります。
今や当たり前になりつつあるロボット支援手術。当院でも2020年4月より、手術支援ロボット・ダヴィンチの最新モデル〈ダヴィンチXi〉を導入いたしました。同時に、ロボット支援手術に特化した他職種からなる「ダヴィンチチーム」を結成し、その施行と普及に取り組んでまいりました。スタートは前立腺がんに対するロボット手術。そこから、腎がん、直腸がん、胃がん、膀胱がん、肺がん、結腸がん、腎盂尿管がん、縦隔腫瘍とその対象を拡大し、今後は子宮筋腫などにも広げていく予定です。保険や高額療養費制度が適用となる症例も増えていますので、さまざまな症例に対応できる体制を整えていきたいと考えています。
よく誤解されがちなのですが、ロボット支援手術というのはロボットが手術するわけではありません。「ロボットを使って人が手術する」ものです。つまり、ロボットいうのはあくまで医師のサポート役。扱う医師が正しい情報のもと、洗練された技術と経験でロボットを操作していくことで、人の手のはるか上をいく綿密で正確な手術が可能となります。当院でもさまざまな診療科の医師やコメディカルが認定資格を取得し、数多くのトレーニングを重ねることで、患者さんのご期待に応えられる技術と知識を習得してまいりまいた。ご承知の通り、当院がダヴィンチを導入した2020年はコロナ禍の真っ只中でしたが、そんな状況においても「一日でも早く、地域にロボット手術の恩恵をお届けしたい」と研鑽を積んできたのです。その甲斐あって、2023年度は200例を超える見込みです。
ロボット支援手術で最も大切なことは「安全第一」です。当院では各診療科で定められたガイドラインをベースに、安心・安全なロボット支援手術に関する独自のルールを設け、それを遵守する体制を確立しています。先ほども申し上げた通り、ロボットは人がいてはじめて威力を発揮するもの。先進的なロボット支援手術を実現させるためには、医師やコメディカルの力量+トラブルやインシデント(事故)が起こり得ない体制づくりが不可欠だと考えます。
これからもロボット支援手術に関する最新の情報、他院などでの事故報告例などをくまなく収集しながら、さらなる向上と改善に努め、どこよりも「安全第一」のロボット支援手術の実現を目指してまいります。そして、地域のみなさまの健康維持に一層貢献してまいります。
ロボット支援下手術紹介動画
手術支援ロボット〈ダヴィンチ〉について
〈ダヴィンチ〉は1990年代に米国で開発され、世界中で導入が進んでいる最先端の手術支援ロボットです。多関節機能を有すること、実際の手の動きを3:1まで縮尺して鉗子を動かすことが出来ること、から自在で繊細な動きを可能にし、従来の腹腔鏡手術と比較してさらに精密な手術が可能となりました。
ロボットと呼ばれていますが実際に手術を行うのは外科医自身で、術者の操作に従って体内の鉗子が正確に作動する仕組みとなっています。
当院では2020年4月に手術支援ロボット ダヴィンチXiを導入いたしました。
現在 泌尿器科・外科・呼吸器外科にてロボットを用いた手術を行っています。
ロボットと呼ばれていますが実際に手術を行うのは外科医自身で、術者の操作に従って体内の鉗子が正確に作動する仕組みとなっています。
当院では2020年4月に手術支援ロボット ダヴィンチXiを導入いたしました。
現在 泌尿器科・外科・呼吸器外科にてロボットを用いた手術を行っています。
3D画像
ロボットアームに取り付けた内視鏡から3Dの高精細拡大画像が送られてきます。
術者は手元で組織や毛細血管を細部まで詳細に観察することが出来ます。
ロボットアームに取り付けた内視鏡から3Dの高精細拡大画像が送られてきます。
術者は手元で組織や毛細血管を細部まで詳細に観察することが出来ます。
多関節機能
ロボットアームは関節機能を備えています。
人でいえば手首にあたりますが、人の手以上に自由に動かすことが出来るため、骨盤内などでより狭いスペースに入っていくことが可能となります。
ロボットアームは関節機能を備えています。
人でいえば手首にあたりますが、人の手以上に自由に動かすことが出来るため、骨盤内などでより狭いスペースに入っていくことが可能となります。
手ブレ防止
手術操作の際に術者の手の動きは実際より小さな動作に変換されるため手ブレが取り除かれてロボットアームに伝わります。
このため腹腔鏡よりもさらに緻密な操作が可能となります。
手術操作の際に術者の手の動きは実際より小さな動作に変換されるため手ブレが取り除かれてロボットアームに伝わります。
このため腹腔鏡よりもさらに緻密な操作が可能となります。
よくあるご質問
Q1.ロボットによる手術は怖い気がします
A1.ダビンチ手術は認定資格を取得し、トレーニングを積んだ医師によって行われます。医師をサポートするのがロボットの役割で、ダビンチ自身が勝手に動作することはありません。医師がロボットを活用し、より精緻に行う手術とお考えください。
Q2.ロボット支援手術の費用はいくらくらいかかりますか?
A2.それぞれの疾患によって手術費用は異なります。
現在当院で行っているロボット支援下手術はすべて保険適用です。
また高額療養費制度も適用されます。
A1.ダビンチ手術は認定資格を取得し、トレーニングを積んだ医師によって行われます。医師をサポートするのがロボットの役割で、ダビンチ自身が勝手に動作することはありません。医師がロボットを活用し、より精緻に行う手術とお考えください。
Q2.ロボット支援手術の費用はいくらくらいかかりますか?
A2.それぞれの疾患によって手術費用は異なります。
現在当院で行っているロボット支援下手術はすべて保険適用です。
また高額療養費制度も適用されます。
*現在当院でロボット手術を行っている対象疾患は以下の通りです。