糖尿病センター
当院の糖尿病医療
岡崎市民病院の糖尿病医療は、「糖尿病療養支援チーム」として活動しています。総合的な糖尿病療養支援をお手伝いできるように、各分野(医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・歯科衛生士)が専門性を活かして多職種チーム医療を行っています。
日本糖尿病療養指導士とは
看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士のなかから、糖尿病全体の知識と教養を持ち、試験に合格した人です。医師とともに、みなさんの自己管理を支援します。
<外部リンク>
日本糖尿病療養指導士認定機構(別ウィンドウで開きます)
<外部リンク>
日本糖尿病療養指導士認定機構(別ウィンドウで開きます)
日本糖尿病療養指導士資格取得者数 (2022年3月31日現在) | |
看護師 | 17名 |
管理栄養士 | 3名 |
薬剤師 | 6名 |
臨床検査技師 | 6名 |
理学療法士 | 2名 |
糖尿病の療養とは
糖尿病療養で一番重要なのは、患者さんが「将来的にどうなりたいか」をご自身に問うことです。そして患者さん自身が治療法を選択することです。
糖尿病療養のポイント
- 自分の身体がどうなっているのか知りましょう。
- 合併症がどの程度まで進んでいるのか確認しましょう。
- 自分がどうなりたいのか思い描いて治療法を選択しましょう。
糖尿病療養支援チームからのメッセージ
看護師
糖尿病について不安なこと、お困りのことを私たち看護師に話してみませんか?
糖尿病と足についてお話ししています。実際に爪やたこのお手入れもしています。
糖尿病と足についてお話ししています。実際に爪やたこのお手入れもしています。
管理栄養士
糖尿病の血糖コントロールに食事は大きく関係しています。食事療法に難しいイメージを持っておられる方も多いと思いますが、食事療法の基本に加えて療養生活を楽しくするコツをお伝えしていきます。
薬剤師
処方された薬で飲み方がわからなかったり、困ったりしたことはありませんか?薬は適切に使うことが大切ですので、作用や注意点についてお伝えしています。
臨床検査技師
自分の身体の中でどんなことが起こっているのか知ってみませんか?
検査データから見たあなたの糖尿病について、イラストや模型を使って易しく解説いたします。血糖自己測定やCGM(持続血糖モニター)も担当しています。
検査データから見たあなたの糖尿病について、イラストや模型を使って易しく解説いたします。血糖自己測定やCGM(持続血糖モニター)も担当しています。
理学療法士
自分にあった運動が分からない!自分には運動が出来ないと思っていませんか?
正しい運動の方法を知り、血糖コントロールに役立てましょう。
正しい運動の方法を知り、血糖コントロールに役立てましょう。
歯科医師・歯科衛生士
歯周病も「糖尿病の合併症の1つ」だということをご存知ですか?
血糖値のコントロールとともに、歯科医院でお口のチェックをしたり、歯周病の治療をしたりすることをお勧めします。
血糖値のコントロールとともに、歯科医院でお口のチェックをしたり、歯周病の治療をしたりすることをお勧めします。
入院患者さんに向けて、1週間から2週間の参加で療養についての考え方を一通りお届けできるように毎日糖尿病教室を開催しています。「糖尿病と診断され入院はしてみたが、何だか自分の身体のことなのによくわからない」という患者さんに、身体のどこが弱くなってしまったのかをお伝えすることができます。そしてご自身の合併症を知ることは、将来を有意義に暮らすためにとても役立つことと考えています。教室の内容はどの回から参加されても理解しやすい内容になっています。
≫糖尿病教室:詳細はこちら
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糖尿病を学ぶ集い
糖尿病に興味のある方(当院の患者さんでなくても大丈夫です。)向けに「糖尿病を学ぶ集い」を年に10回開催しています。楽しく安心な生活が送れるように願って、糖尿病療養に役立つさまざまな情報をお届けしています。「糖尿病と診断されたが一体どんな病気かよくわからない」という方には、自分の身体に起きたことを理解する上でこの集いはとても良い機会となるでしょう。まだ糖尿病と言われてはいないけれど心配な方や、血糖値が下がらずお困りの方もきっとヒントが得られることでしょう。「糖尿病を学ぶ集い」はわかりやすく、
楽しく、役立つ会を目指しています。これからも多くの患者さんのご参加とご意見をお待ちいたしております。
≫糖尿病を学ぶ集い:詳細はこちら
楽しく、役立つ会を目指しています。これからも多くの患者さんのご参加とご意見をお待ちいたしております。
≫糖尿病を学ぶ集い:詳細はこちら
療養指導・栄養指導
内分泌・糖尿病内科診察室の隣に「糖尿病指導室」があります。外来通院中の糖尿病患者さんに、糖尿病療養指導士や管理栄養士の資格を持つスタッフが療養指導、栄養指導を行っています。 医師の指示により、その人に応じた指導、たとえば「糖尿病とは」について説明をし、血糖値の値を記入したノートから日常生活の振り返りや、食事内容の聞き取り、改善点を患者さんと一緒に考えます。理学療法士は、患者さん個々の状態に応じた運動の説明や実技を行います。フットケア研修を受けた看護師で第1~4の火曜日午前にフットケア外来を開設しています。1人1時間の枠を設け「糖尿病と足」について、「足の観察方法」や「爪の切り方」などを指導しています。
世界糖尿病デー
2006年12月20日に国連総会決議では、11月14日を「世界糖尿病デー(別ウィンドウで開きます)」と指定しました。国連や空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を使用したシンボルマークが「ブルーサークル」です。世界糖尿病デーにあたる11月14日を含む週を「全国糖尿病週間」として全国各地でイベントが開催されています。
当院では、2007年から糖尿病予防の啓発活動に取り組んでいます。
その他の活動報告
院内講演会
不定期で講演会を開催しています。
CDE看護師活動報告
糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師(CDE看護師)の活動です。
院外活動報告
糖尿病療養支援チームが行った、院外活動です。
担当者セミナーの報告
学術活動・業績
岡崎市民病院 糖尿病メディカルスタッフ 業績集
表彰
2017年
- 日本糖尿病協会療養指導士賞受賞 -臨床検査技師部門- 夏目久美子
2007年
- 平成18年度学術研究奨励賞 日本臨床衛生検査技師会賞受賞 日本臨床衛生検査技師会 (2007年)
- 糖尿病教室の変遷と臨床検査技師の役割 夏目久美子
学会活動等
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