緩和ケアセンター
緩和ケアとは、豊かな人生を歩むためのヒント
緩和ケアセンター長
橋本 淳
■ 資格
橋本 淳
■ 資格
- 日本緩和医療学会認定医(研修指導者)
- 日本専門医機構総合診療専門領域特任指導医
- 日本プライマリ・ケア連合学会指導医、認定医
- 緩和ケア研修会修了、緩和ケア指導者研修修了
- プログラム責任者養成講習会終了
- 臨床研修指導医講習会修了
センター長あいさつ
緩和ケアとは、豊かな人生を歩むためのヒント
がんなどの重い病を抱える患者さんの身体的・精神的・社会的サポートを行うため、当院では、緩和ケア病棟・緩和ケアチーム・がんサポート外来の3つの部門が、緊密な連携しながら対応しています。緩和ケアを専門とする医師や専門スタッフの充実も大きな強みであると自負しています。
WHOでは、「緩和ケアとは、患者さんとご家族の人生の質(QOL)を向上するためのアプローチ」と定義しています。人生の質を向上するためには、単に心と体の苦痛を和らげるだけでなく、病を抱えながらも生きる目標をもち続けることも大切です。
緩和ケア=終末期をイメージされる方が少なくありません。さらには、緩和ケアの説明をしようとすると「まだケアを受ける時期ではないのに…」とか「がんの治療とは関係のないことでは?」と、消極的に捉えてしまう方が数多くいらっしゃいます。緩和ケアは、単に医療的な側面だけでなく、いろいろな問題を包括したものであることをご理解いただきたいです。痛みだけでなく、食欲の低下、体のだるさ、気分の落ち込み、ご家族へのサポートといったものも緩和ケアに含まれる領域です。ですので「病気が進行してから受けるもの」、「終末期だから受けるもの」ではなく、必要に応じていつでも緩和ケアが受けられることを知っていただけたらと思っています。
同時に、今後重要となってくるのが「人生会議」の普及・啓蒙です。人生会議とは、厚生労働省が推進するACP(アドバンス・ケア・プランニング)と呼ばれる取り組みのことで、もしもの時のために、ご本人、ご家族、医療者などが話し合いを重ね「ご本人が心から望む人生の過ごし方」について考えるプロセスのことを指します。当院では、この「人生会議(=ACP)」を地域に広めるための活動を行政や医師会などと協力して積極的に行っていくことで、より満足度の高い緩和ケアの実現を目指しています。
どんな些細なことでも構いませんし、一人で抱え込んでしまう必要もありません。治療に対する痛みや不安、ストレスなどが少しでもありましたら、一言お声掛けいただければ幸いです。
がんなどの重い病を抱える患者さんの身体的・精神的・社会的サポートを行うため、当院では、緩和ケア病棟・緩和ケアチーム・がんサポート外来の3つの部門が、緊密な連携しながら対応しています。緩和ケアを専門とする医師や専門スタッフの充実も大きな強みであると自負しています。
WHOでは、「緩和ケアとは、患者さんとご家族の人生の質(QOL)を向上するためのアプローチ」と定義しています。人生の質を向上するためには、単に心と体の苦痛を和らげるだけでなく、病を抱えながらも生きる目標をもち続けることも大切です。
緩和ケア=終末期をイメージされる方が少なくありません。さらには、緩和ケアの説明をしようとすると「まだケアを受ける時期ではないのに…」とか「がんの治療とは関係のないことでは?」と、消極的に捉えてしまう方が数多くいらっしゃいます。緩和ケアは、単に医療的な側面だけでなく、いろいろな問題を包括したものであることをご理解いただきたいです。痛みだけでなく、食欲の低下、体のだるさ、気分の落ち込み、ご家族へのサポートといったものも緩和ケアに含まれる領域です。ですので「病気が進行してから受けるもの」、「終末期だから受けるもの」ではなく、必要に応じていつでも緩和ケアが受けられることを知っていただけたらと思っています。
同時に、今後重要となってくるのが「人生会議」の普及・啓蒙です。人生会議とは、厚生労働省が推進するACP(アドバンス・ケア・プランニング)と呼ばれる取り組みのことで、もしもの時のために、ご本人、ご家族、医療者などが話し合いを重ね「ご本人が心から望む人生の過ごし方」について考えるプロセスのことを指します。当院では、この「人生会議(=ACP)」を地域に広めるための活動を行政や医師会などと協力して積極的に行っていくことで、より満足度の高い緩和ケアの実現を目指しています。
どんな些細なことでも構いませんし、一人で抱え込んでしまう必要もありません。治療に対する痛みや不安、ストレスなどが少しでもありましたら、一言お声掛けいただければ幸いです。
カンファレンス
岡崎市民病院 緩和ケア診療方針
理念
患者さん・ご家族の気持ちを尊重し、「その人らしく」過ごせるように支援します。
基本方針
令和3年1月 病院長
患者さん・ご家族の気持ちを尊重し、「その人らしく」過ごせるように支援します。
基本方針
- 患者さん自身の意思を尊重し、ご家族の希望にも十分配慮し、充実した生活を送れるように診療を行います。
- 患者さんの身体的な苦痛だけでなく、心理社会的な苦痛の緩和にも努めます。
- ご家族が抱える様々な困難や不安の軽減に努めます。
- チーム医療を基本とし、多職種との話し合いにより、診療を進めます。
- 院内診療科・各部門が連携して病院全体の緩和ケアの体制をつくり、がん治療と同時に緩和ケアを行います。
- 緩和ケアの普及と質の向上に取り組み、他の医療機関と連携し、地域医療に貢献します。
令和3年1月 病院長
緩和ケア認定看護師
緩和ケア認定看護師
「WHO(世界保健機関)による緩和ケアの定義(2002)」
緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである。
緩和ケアは
緩和ケアは
- 痛みやその他のつらい症状を和らげる
- 生命を肯定し、死にゆくことを自然な過程と捉える
- 死を早めようとしたり遅らせようとしたりするものではない
- 心理的およびスピリチュアルなケアを含む
- 患者が最期までできる限り能動的に生きられるように支援する体制を提供する
- 患者の病の間も死別後も、家族が対処していけるように支援する体制を提供する
- 患者と家族のニーズに応えるためにチームアプローチを活用し、必要に応じて死別後のカウンセリングも行う
- QOLを高める。さらに、病の経過にも良い影響を及ぼす可能性がある
- 病の早い時期から化学療法や放射線療法などの生存期間の延長を意図して行われる治療と組み合わせて適応でき、つらい合併症をよりよく理解し対処するための精査も含む
緩和ケア病棟からの眺め 1
緩和ケア病棟からの眺め 2
がんサポート外来
外来通院中に専門的な緩和ケアを受けることができます。身体や心のつらい症状の緩和だけでなく、今後の療養や緩和ケア病床の入院についての相談なども行っています。
がんサポート外来詳細
がんサポート外来詳細
緩和ケアチーム
医師、看護師、薬剤師、心理師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーなどの多職種がチームとなって、入院中の症状緩和をサポートします。
緩和ケアチーム詳細
緩和ケアチーム詳細
緩和ケアチーム
緩和ケア病棟
苦痛な症状を和らげ、その人らしく生きることを支援する専門病棟です。症状コントロールの他、自宅療養しているがん患者さんの短期入院などにも対応しています。
緩和ケア病棟詳細
緩和ケア病棟詳細
緩和ケア病棟
人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の取り組み
当院では、人生の最終段階で受けたい医療やケアについて、患者さん自身の意思を尊重するために、人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みを行っています。
ACP詳細
ACP詳細
緩和ケア教育
緩和ケアの普及と質の向上を図るため、医療従事者向けの緩和ケア教育を行っています。
緩和ケア教育詳細
緩和ケア教育詳細
緩和ケア研修会