グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  診療科・部門紹介 >  診療科 >  乳腺外科

乳腺外科


乳がんの治療は最近10数年で、目覚ましい進歩がみられ、多様化が進んでいます。私たちは、個々の患者さんに合った治療(オーダーメイド医療)を、患者さんのお考えを十分に尊重して、医療者側と患者側が一体となって診療を進めていくよう努めています。
乳腺外科では、乳房に腫瘍(しこり)や炎症を認めたり、乳がん検診の結果、精密検査が必要と判断されたりした患者さんを対象としています。検査から、診断、手術(乳房再建術を含む)・薬物療法まで一貫して診療を行っています。また、乳がん再発患者さんに対する緩和ケアも行っています。

紹介状が無く初めて乳腺外科を受診希望される方は〈電話66-7491〉に問い合わせください。


診療内容

診断

① デジタルマンモグラフィ撮影
乳房を薄い板で挟み、圧し広げてレントゲン撮影を行い、乳腺内のしこりや石灰化を見つけます。圧迫によって、多少の痛みを伴うことがありますが、圧し広げることで診断しやすい写真が撮影できます。放射線の被曝量は自然界の放射線レベルと同じくらいの低さなので心配ありません。マンモグラフィ検査は全て、女性の放射線検査技師が担当します.

② 乳房超音波(エコー)検査
乳房に超音波を当て、その反射波を利用して画像検査を行います。超音波検査では、乳房内にしこりがあるかどうかの診断に有効です。マンモグラフィでしこりがあるかどうかわかりにくい場合でも、しこりの診断をすることができます。超音波検査も全て、女性の臨床検査技師が担当します。

③ 穿刺吸引細胞診
乳腺のしこりに対してエコーを見ながら、細い針を刺して細胞を取る検査です。採取された細胞を病理医が顕微鏡で観察し診断します。

④ 超音波ガイド下針生検
穿刺吸引細胞診と同じように、エコーでしこりを確認しながら、生検針を刺して、組織(数ミリ程度のかたまり)を採取する検査です。

⑤ ステレオガイド下マンモトーム生検(吸引針生検)
触っても、しこりとしてわからない、マンモグラフィで石灰化としてわかる程度の病変に対して、特殊な検査装置で正確に病変部分を測定し、2~3ミリ程度皮膚を切開して組織を採取する検査です。他院からの検査依頼も受け付けています。

⑥ CT、MRI、アイソトープによる画像検査
乳がんが疑われる患者さんに対して、さらに詳しくしこりを調べたり、転移がないか調べたりするために行います。

手術療法

① センチネルリンパ節生検
センチネルリンパ節(見張り番リンパ節)とは、乳房のリンパ液が最初に流れ着くリンパ節(脇の下にあります)のことです。センチネルリンパ節にがん細胞の転移がなければ、それ以外のリンパ節にも、転移はないと考えられています。生検でセンチネルリンパ節に転移がないかどうか調べて、手術方針を決めます。

② 乳房部分切除術(乳房温存手術)
しこりが比較的小さい患者さんに対して行います。残った乳房の整容性(見た目の美しさ)を保つために皮膚切開を小さくする、残った乳腺組織で欠損部の形をできるだけ整えるなどの工夫を行っています。

③ 乳房全切除術
しこりが大きい、しこりが乳房内にいくつかある、乳管(授乳期に乳汁が流れる管)内に沿ってがん細胞が広がっている(乳管内進展といいます)といった場合は乳房全切除を選択します。脇の下のリンパ節に転移がある場合は、腋窩郭清を行います。

④ 乳房再建手術
乳房切除を行う予定の患者さんで、御希望のある方には形成外科医によって乳房再建を行っています。当院では、インプラント(人工乳房)あるいは自家組織(ご自身の背中などの筋肉・脂肪)を使った乳房再建を行っています。
 

薬物療法

乳がんに対する薬物療法には化学療法(いわゆる抗がん剤治療)・内分泌療法(主に内服薬)・分子標的治療(点滴)があります。手術後の補助療法では、以上の中から患者さんに最適な治療方法の組み合わせを選びます。
また、当院では適応のある患者さんには、術前補助化学療法(先に薬物療法を行ってから手術を行うこと)も積極的に行っています。術前補助化学療法のメリットは、しこりを小さくすることによって乳房温存手術の可能性を高めること、薬剤の効き具合を確認することができること、などです。

放射線療法

原則として、乳房部分切除術を行った患者さんには、残った乳房に対して放射線治療(分割照射)を行なっています。最近では根治性を高めるために、乳房全切除後であっても、リンパ節転移の多い患者さんに対して放射線治療を行なうことがあります。

乳腺サロン

乳がん術後の患者さんに対して、毎週水曜日午前に当院地域緩和ケアセンターにて患者サロンを開催しています。乳腺サロンの主な目的は、リンパ浮腫のケア、セルフケアの指導、治療全般に関する相談、患者同士の交流などです。

遺伝性乳がんへの対応

乳がんの中には、「遺伝性乳がん・卵巣がん (HBOC)」と呼ばれるものがあり、乳がん全体の5~10%程度と考えられています。現在、乳がんと診断された患者さんが予防的な処置を検討したり、再発に対する治療方針を決めたりするための遺伝学的検査(採血で遺伝子を調べる)および遺伝カウンセリングが保険診療でできるようになっています。
また、ご家族にHBOCの可能性のある方(乳がん未発症者)は、遺伝カウンセリング、遺伝学的検査(これらは自費診療)を受けることができます。
当科では、認定遺伝カウンセラーと臨床遺伝専門医が協同してHBOCについて説明したり、遺伝学的検査についてのご相談を受けたりする、遺伝カウンセリング(保険診療あるいは自費診療)を行っています。
自費診療による乳がん遺伝カウンセリング(1時間)の料金:
初回   11000円(税込み)
2回目以降  810円(税込み)
予約方法:(担当医に相談)
遺伝子検査は別途、実費負担となります。

パンフレットはこちらから
ダウンロードできます

外来担当表

2021年4月1日現在
診察室 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1番 午前 鳥居(新/再) 村田 嘉(新/再) 佐藤(新/再) 渡邊(再) 交替制(予約のみ)
午後 鳥居(再) 村田 嘉(再) 佐藤(再) - -
2番 午前 村田 透(紹/再) 佐藤(紹/再) 渡邊(再) - -
午後 村田 透(再) 佐藤(再) 渡邊(再) - -
3番 午前 佐藤(紹/再) 村田 透(紹/再) 村田 嘉(紹/再) - -
午後 佐藤(再) 村田 透(再) 村田 嘉(再) - -
4番 午前 村田 嘉(紹/再) 鳥居(紹/再) 村田 透(紹/再) - -
午後 村田 嘉(再) 鳥居(再) 村田 透(再) - -
※新:初めての患者様 再:再診の患者様 紹:紹介状のある患者様

医師紹介


常勤医

乳腺外科統括部長:村田 透 

大学卒年 平成2年
専門分野 乳腺外科
資格等 医学博士
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医
乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
日本消化器外科学会認定登録医・指導医・
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
病理解剖資格
緩和ケア研修修了
患者さんへのことば
乳がんを中心に乳腺疾患全般の診断と治療を行って
います。個々の患者さんのご希望をお聞きしながら、
最新の乳がん治療を提供することに努めています。
乳がん遺伝カウンセリングも担当しています。

乳腺外科部長:佐藤 直紀

大学卒年
平成14年
専門分野 乳腺外科
資格等 医学博士
日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
検診マンモグラフィ読影認定医
緩和ケア研修終了
患者さんへのことば
乳房にできる病気に対して、安心して検査と治療を
受けられるように、丁寧で分かりやすい説明を心がけ
ています。検診で要精査といわれた方だけでなく、
痛みやしこりなど乳房に不安を抱える方は、遠慮なく
来診してください。

乳腺外科部長:村田 嘉彦

大学卒年 平成17年
専門分野 乳腺外科
資格等 医学博士
日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医・専門医
日本消化器外科学会専門医
緩和ケア研修修了
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
患者さんへのことば
患者さんに納得して治療していただけるようにわかり
やすい説明に努め、質問しやすい環境づくりを目指し
ています。一緒に治療をしていきましょう。

乳腺外科専攻医:鳥居 奈央

大学卒年 平成29年
専門分野 乳腺外科
資格等 緩和ケア研修修了
患者さんへのことば
乳腺疾患について検査、診断、治療までを安心して受診していただけるよう心がけています。患者さんそれぞれの希望を聞きながら前向きに治療に取り組めるよう一緒に考えていきたいと思います。少しでも不安なことがあれば遠慮なく受診してください。

非常勤医師

乳腺外科非常勤医師:渡邊 学

大学卒年 平成20年
専門分野 乳腺外科
資格等 日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
日本消化器外科学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
緩和ケア研修修了
患者さんへのことば
良性乳腺疾患から乳がんまで、診断から治療まで、最初から最後まで、途切れない連続した診療を心がけています。診療に漢方治療も取り入れています。