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診療科・部門紹介

泌尿器科


当科は泌尿器科領域の幅広い範囲の診断と治療を行っており、新しい技術も積極的に導入しております。また男女を問わず、小児や若い方からご高齢の方まで対応させていただいています。いろいろな手術が出来る体制になっていますので、その個人に最善な治療法を当人と相談して決めています。泌尿器科疾患でお悩みのある方はご相談ください。

代表的な対応疾患

腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、精巣腫瘍、尿道がん
尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)
前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁
尿路感染症
小児泌尿器疾患
腎移植
など


手術治療

手術治療においては、da Vinci Xi®ロボット支援手術システムを2台配備し、前立腺がん・腎がん・腎盂尿管がん・膀胱がんに対するロボット支援手術や腹腔鏡手術を数多く行ってきました。豊富な症例経験により確立された手術技術と安定した治療成績を有し、低侵襲で精密な手術アプローチを実現することで、患者さんの負担軽減と早期の社会復帰に貢献しています。
 腫瘍が大きい場合や進行度の高いがんに対しては、開腹手術による治療も行っており、必要に応じて外科・血管外科と連携した合同手術を行うなど、高度で複雑な進行がん手術にも対応しています。
 診断技術では、前立腺MRI超音波融合標的生検(MRI fusion biopsy)を導入し、海外のガイドラインでも推奨されている従来より精度の高い前立腺がん診断が可能となりました。
 前立腺癌放射線治療時には、適応のある患者さんに対して、ハイドロゲルスペーサー・金属マーカー留置を行い、副作用低減に努めています。
 尿路結石治療は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、ホルミウムレーザーやツリウムファイバーレーザーを用いた内視鏡手術など行っています。

前立腺MRI超音波融合標的生検の特長

当科では、前立腺がんのより正確な診断を目的として、富士フイルム株式会社の「MRI標的融合生検システム ARIETTA 65LE」を導入しています。事前に撮影したMRI画像で疑わしい病変を同定し、その情報をリアルタイムの超音波画像と融合させることで、がんが疑われる部位を正確に狙った生検が可能となります

□がんが疑われる部位をピンポイントで生検
MRIで検出された病変を超音波画像上に重ね合わせ、従来の系統的生検に比べて精度の高い検体採取を行います。
・臨床的に重要な前立腺がんの検出率向上
・見逃されやすい高悪性度がんの検出に優れており過剰診断の低減にもつながります。
・生検位置の記録・再現が可能
・生検部位が正確に記録され、再生検や治療計画立案にも有用です。

□従来法との違い
従来の前立腺生検では、前立腺全体から均等に組織を採取する経直腸的な方法が主流でしたが、前立腺MRI超音波融合標的生検では「疑わしい場所を狙って採る」ことができる点が大きな違いです。更に経会陰的な方法により感染のリスクも軽減され診断精度の向上が期待できます。

□当科での取り組み
前立腺生検は腰椎麻酔下で行うため、検査時の痛みは全くありませんが1泊2日で検査を行っています。前立腺がんが疑われる方、過去の生検でがんが検出されなかったが再評価が必要な方に対しても、有用な検査法です。

放射線治療による副作用の低減

放射線治療を行う際の主な有害事象(副作用)の一つに、直腸への影響(直腸有害事象)があります。一例として、放射線性直腸炎や放射線性膀胱炎が起こります。これは前立腺の周辺臓器である直腸や膀胱にある程度の放射線が照射されるためです。このような放射線の影響(被ばく)を低減させる処置が、ハイドロゲルスペーサー(SpaceOAR®)留置術です。

通常、前立腺と直腸は完全に隣接しているため、1mm以下の隙間にハイドロゲルスペーサーを注入し、前立腺と直腸の間を1~1.5cm程度離すことで直腸に照射される放射線を減少させます。留置されたハイドロゲルは、放射線治療中(約3ヵ月間)はスペースを維持し、その後体内に吸収され消失します。
ハイドロゲルスペーサーの主成分はポリエチレングリコール(無毒)からなり、化粧品の乳化剤や便秘治療薬など医薬品や化粧品の材料にも用いられています。

留置方法について
手術室で腰椎麻酔で行います。砕石位(足を広げる体位)になり、肛門から超音波の機械を挿入します。超音波で前立腺を確認しながら肛門の上部(会陰部)から針を穿刺します。針を前立腺と直腸の隙間に進めたら、生理食塩水を少量注入して空間を作り、その後ハイドロゲルスペーサーを注入します。注入されたスペーサーは速やかに体内でゲル化します。

また、放射線治療時には、毎日照射位置が正しいかどうかを確認する必要があります。
前立腺の位置を確認するために2方向からのX線写真を治療ごとに撮影し、照射位置を確認します。この時に正確に位置を決めるために治療開始前にあらかじめ小さな金属マーカーを前立腺に刺入することで、その精度を高めることができます。

尿路結石除去術

当院では尿路結石除去術を目的とした、Fiber Dust®レーザーシステム(ツリウムファイバーレーザー)を導入いたしました。
この装置は 1.9µm 波長のレーザーを発振し、スーパーパルスモードが可能な最新の装置です。
Fiber Dust®レーザーシステムは、結石のダスティング(微粒子化)を行う一方で、結石の移動を最小限に抑制することができます。広い周波数範囲(最大 2500Hz)により、希望のパルスエネルギーとパルス時間の組み合わせが可能です。
これにより従来の機器と比較して、以下のメリットがあります。

□高い破砕効率を発揮:
ツリウムファイバーレーザーは、その波長特性により結石中の水分に効率よくエネルギーを吸収し、高い破砕効率を発揮します。

□結石を細かく破砕できる:
従来の機器では破砕の際の衝撃で結石が大きく移動してしまう問題や、割れた破片をバスケットで回収しなければならない問題がありました。ツリウムファイバーレーザーではピークパワーが低いため破砕の衝撃が少なく、結石をより細かな砂状に破砕することが可能となります。また、破砕片の回収も容易になります。

□お身体へのダメージの軽減:
ツリウムファイバーレーザーの波長特性により、組織への凝固深度が浅いことから、お身体へのダメージを最小限に抑えられます。また効率的な結石破砕により、手術時間の短縮にもなります。
これらのメリットにより、ツリウムファイバーレーザーは尿路結石の治療において、従来の治療法と比較してより効率的で安全な選択肢となります。

外来担当表

2026年2月5日現在
診察室 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1診 午前 長井(再) - - 泌尿器科医師(新) 長井(再)
午後 - - - - -
2診 午前 柏木(再) 代務(新) 泌尿器科医師(新) 森下(新・再) 田中(新・再)
午後 柏木(再) - - 森下(再) 田中(再)
3診 午前 藤村(新・再) 柏木(再) 代務(新・再) 勝野(再) 柏木(再)
午後 森下(再) - - 勝野(再) 勝野(再)

医師紹介

医師名 資格等
長井 辰哉 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
臨床研修指導医
名古屋大学医学部臨床准教授
愛知県がんセンター愛知病院緩和ケア研修会終了
da VinciコンソールSurgeon認定医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医
勝野 曉 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
日本移植学会移植認定医
社会保険中京病院 緩和ケア研修会修了
da VinciコンソールSurgeon認定医
臨床研修指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医
柏木 佑太 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
愛知県がんセンター愛知病院 緩和ケア研修会修了
日本移植学会移植認定医
da VinciコンソールSurgeon認定医
臨床研修指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医
森下 功也 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
緩和ケア研修会修了
da VinciコンソールSurgeon認定医
田中 裕貴 da VinciコンソールSurgeon認定医
藤村 優衣

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