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診療科・部門紹介

PET-CT検査



当院では、2020年にPET-CT装置を導入しました

  • 小さい病変も見つけやすくなりました。
  • 被ばくが少なく、撮影時間が短くなりました。


CT画像      PET画像      PET−CT

ストレスフリーをモットーに
撮影の前後の安静時間も快適にお待ち頂けるように準備しています。
苦痛の少ない検査を目指しています。

  • 待機室では、TVやリクライニングシートでゆったり過ごすことが可能です。
  • 検査着や防寒具も完備しています。

PET−CTとは?

PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略で、がんを検査する方法の一つです。
  • 一度の撮影でほぼ全身をみることができ、レントゲン等の検査では発見されにくかった初期のがん細胞も発見できるため、がんの早期治療にも繋がります。

  • がん細胞は正常細胞より3~8倍ものブドウ糖を摂取する性質があります。放射性物質を組み込んだブドウ糖(FDG)を利用し、がん細胞への取り込み具合と正常の細胞との違いを画像化してがん細胞を見つけ出します。

  • 薬剤を投与するために注射をしますが、それ以外では痛みや苦痛もほとんどないため精神的ストレスや身体の負担の少ない検査と言われています。薬剤を注射して約1時間安静にした後、装置のベッドに15~20分ほど寝ていただくだけで撮影できます。

PET-CTは、PETとCTを一体化させた装置です。
ブドウ糖を取り込む代謝情報(PET)や、形態情報(CT)といった両方の利点を生かした画像が得られるため、がん細胞の位置や大きさなどをより詳しく知ることができます。

検査を受ける前の注意点

1.食事制限について
検査4時間前から、食事や糖分を含んだ飲料水の摂取は厳禁です。(スポーツドリンクや栄養ドリンク、ガム、あめ等もお控えください)

2.運動制限について
検査前日当日撮影までは運動をお控えください。
※運動することにより、診断に影響を及ぼす可能性があります。

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スムーズに検査を受けていただくために、以下の項目に当てはまる方は事前に医師にご相談ください。
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  • 糖尿病の治療を行っている方
  •   また、当日血糖値が200mg/dlを超過していると検査ができない可能性があります。
     糖尿病など血糖値が高い場合、PET用製剤が筋肉や脂肪に多く集まる傾向があるため、
     がんへの集積が低下します。そのため、診断精度が低くなる場合があります。

  • ステロイド(プレドニン)を服用されている方
  • バリウムX線検査後の方
  • 閉所恐怖症の方
  • 妊娠中または授乳中、妊娠の可能性のある方
3. PET-CT検査の安全性
 PET-CT検査で使用するPET用製剤は、医療医薬品としての認可を受けた製品を 
 使用しています。この薬剤による刺激や重篤な副作用の報告はありません。
PET検査で使用する薬剤からの被ばく線量は約4mSvで、胃のバリウム検査と同じくらいです。
 これにCT検査の被ばくが加わり、約6mSvです。
 この線量で、放射線障害が起こることはありませんのでご安心下さい。

撮影室

入り口

診察室

待機室

PET検査の流れ

来 院 ・・・受付にて、問診票に記入して頂きます。
 
診 察 ・・・問診票の確認と、身長体重、血糖値を測定させて頂きます。
 
薬剤の注射 ・・・PET用製剤を静脈から注射させて頂きます。
 
待 機 ・・・1時間ほど安静にして頂きます。
 
撮 影 ・・・撮影は通常20分程度です。
 
休 憩 ・・・40分ほど休憩して頂きます。
 
帰 宅

検査の所要時間は通常約2時間半です。

薬剤の注射

待機

よくある質問 Q&A

■PET-CT検査で何がわかりますか?
がんのPET検査では、病巣の大きさと浸潤や転移があるか、治療後の再発があるか、治療効果が出ているかを調べることができ、治療方針を決めるのに大変役立つと言われています。がんの他にも、心臓の疾患や脳の疾患を検査することができます。詳しくはスタッフにご質問ください。
■検査後の注意事項はありますか?
検査後は通常通りの生活をしていただけます。但し、検査後24時間程度は体内から微量の放射線を出すため、乳児や妊婦さんとの接触は避けてください。

■なぜ検査前に絶食するのですか?
PET検査は、がん細胞が大量のブドウ糖を取り込む性質を利用した検査です。そのため、検査前に食物や甘い飲み物を制限して、がん細胞がブドウ糖と同じ性質のPET用製剤を取り込みやすい状態にします。検査前に糖分を摂取してしまうと、PET用製剤の取り込みが悪くなり、がんを正確に診断しにくくなってしまいます。
■なぜ検査前に安静が必要なんですか?
運動すると筋肉にPET用製剤が集まってしまい、異常な部位がわかりにくい画像になってしまいます。前日の激しい運動でも、疲労回復のために筋肉のブドウ糖代謝が盛んになり、PET用薬剤が集まってしまいます。日常生活での歩行や、階段の昇降は特に問題ありません。歯ぎしりやいびきも影響してしまいますので、投与後の待機中は寝ないようにお願いします。
■糖尿病でも検査を受けられますか?
糖尿病などにより血糖値が高い方の場合、PET用製剤が筋肉に集まりやすい傾向にあるため、がんへの集積が低下して診断精度が低下する場合があります。検査を実施するかどうかについては、スタッフにご相談ください。
■ステロイドを服用しているのですが
ステロイドにはアミノ酸からブドウ糖を生成するのを促し、血糖値を上げる作用があります。多くの場合は検査に支障はありませんが、検査を実施するかどうかについてはスタッフにご相談ください。

PET検診について

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